この手紙は,先日私が以前一緒に東北大震災の津波の募金活動をした友人に送ったものです. 皆さん. おげんきですか.長いことお会いしていませんね. 私は今出も東北の津波の被害の人達のことを気にかけています.しかしほとんどの皆さんにはもう古い話でしょう.そうであれば,この手紙を読む必要はありません.既に次の何かに挑戦していらっしゃることだと思います. でも,また気にかけている方,ようこそ.ついに私は一つの考えに至りました. おにぎりの活動中,片親,両親をなくした子供達が学校で授業についていけないという記事を読み,それがなかなか頭を離れませんでした.私が子供達への支援を固執していたことを覚えていらっしゃる方々もいるかもしれません. 私は教育こそが唯一世界を良くする可能性のあるものだと信じています.教育さえしていればいいというわけではありませんが,私には教育なしでは未来を見ることが難しいのです.しかし言うのは簡単,実際に何をしたらいいのか長いことわかりませんでした.数ヶ月前に,私は同じような考えを持ち,しかし,方法を持っている人達の活動を知るに至りました.彼らは既にそのためのシステムを作成し,世界の誰もが無料で利用することができます.しかし,彼らは助けを必要としています. その組織はカーンアカデミーと言います.その趣旨は,次のようなものです.「カーンアカデミーは現在その使命を実行中の組織です. 我々は営利企業ではありません. 世界レベルの教育を誰にでも, どこにでも無料で提供することによって教育そのものをよりよくすることが我々の目的です.」私はこのシステムを利用して4ヶ月ほどですが,とてもすばらしいと思います.今,私はここで生物学,歴史,そして数学の授業をとってほぼ毎日学んでいます.ただ一つ残念なことは,英語のシステムしかないことです.しかし,先月からこのサイトの翻訳活動を誰もが協力できる環境が整いました. このシステムを利用している人達は何百万人を越えています.このシステムが日本やドイツの子供達も利用できたらいいと思いませんか.私にとってはこのシステムが英語であるが故に利用できないというのは悲しいことです.私はかつでの Berlin で語学を学んでいた友人が,翻訳によって人々がより良く理解できることのすばらしさを言っていたことを羨しく思い...